イネカメムシ

百科事典マイペディア 「イネカメムシ」の意味・わかりやすい解説

イネカメムシ

半翅(はんし)目カメムシ科の昆虫一種。体長13mm内外,薄茶色で,外縁部は乳白色北海道を除く日本全土に分布。年1〜2回発生,成虫は雑草中で越冬イネの穂の汁を吸い,不実または黒変させる害虫
→関連項目カメムシ

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

世界大百科事典(旧版)内のイネカメムシの言及

【カメムシ(亀虫∥椿象)】より

… 山間部などで越冬時多くのカメムシ類が室内に侵入し,その臭気のため不快昆虫としてきらわれる。アオクサカメムシ,ナガメは野菜類の害虫として知られ,クロカメムシ,イネカメムシ,ミナミアオカメムシは稲の害虫として,また果樹類にはクサギカメムシ,チャバネアオカメムシなどがつき果実を害する。一般に草本の実を好む種類は,その好む熟度の実を求めて点々と植物を移動し,稲穂が乳熟期となると,稲穂に移ってきて斑点米の原因となる。…

※「イネカメムシ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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