佃節(読み)ツクダブシ

精選版 日本国語大辞典 「佃節」の意味・読み・例文・類語

つくだ‐ぶし【佃節】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 江戸時代、隅田川の船遊びなどで、芸者の間に流行した小唄。つくだ。
    1. [初出の実例]「送り船嶋の横手を佃ふし」(出典:雑俳・柳多留‐一三五(1834))
  3. 歌舞伎の下座音楽の一つ。を採り入れたにぎやかな調子で、隅田川付近の場面や、その他の川や河岸の場面にも用いる。つくだ。佃の合方
    1. [初出の実例]「そのうち始終佃(ツクダ)ぶし」(出典:歌舞伎・心謎解色糸(1810)四幕)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む