において,x3 は 3x2 の原始関数である。任意の関数 f(x) に対しては,必ずしも原始関数が存在するとはかぎらないが,連続関数ならば,その原始関数が存在する。 F(x) が f(x) の1つの原始関数ならば,他の原始関数はすべて F(x)+C  ( C は任意の定数) で与えられる。一般に f(x) の原始関数を一括して,記号 ∫f(x)dx で表わす。連続関数については,原始関数は不定積分と一致する (微分積分学の基本定理) ので,原始関数という用語を使わず,不定積分あるいは単に積分と呼ぶことが多いが,理論上両者は別の概念である。
                                                          出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報
…このように,与えられた区間で連続な任意の関数fに対して,それを導関数とする関数Fが存在する。この関数Fをもとの関数fの原始関数という。このときFに定数を加えても同じfの原始関数であるが,逆にfの任意の原始関数Gに対して(G-F)′=f-f=0となるから,G-Fはある定数Cに等しい。…
※「原始関数」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
[名](スル)二つ以上のものが並び立つこと。「立候補者が―する」「―政権」[類語]両立・併存・同居・共存・並立・鼎立ていりつ...