器用貧乏(読み)キヨウビンボウ

デジタル大辞泉 「器用貧乏」の意味・読み・例文・類語

きよう‐びんぼう〔‐ビンボフ〕【器用貧乏】

何事も一応はうまくできるために一事に徹底できず、かえって大成しないこと。また、そのような人。

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精選版 日本国語大辞典 「器用貧乏」の意味・読み・例文・類語

きよう‐びんぼう‥ビンバフ【器用貧乏】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) どのようなことでも一応はじょうずにできるため、かえって一つの事に集中できずに終わること。いろいろの事に手軽に役立つため、かえって大成しないさま。また、その人。
    1. [初出の実例]「器用貧乏と、持ったが病の酒癖とで」(出典:老年(1914)〈芥川龍之介〉)

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四字熟語を知る辞典 「器用貧乏」の解説

器用貧乏

どのようなことでも一応はじょうずにできるため、かえって一つの事に集中できずに終わること。いろいろの事に手軽に役立つため、かえって大成しない様子。また、その人。

[活用] ―な・―に・―だ。

[使用例] 器用貧乏と、持ったが病の酒癖とで[芥川龍之介老年|1914]

[使用例] いつ絵を習ったか、所長にきかれたときには、わしは習ったことは一度もない。何でもわしは器用に出来るんや、といったら、お前は俗にいう「器用貧乏」やな、といったわ[小島信夫自慢話|1963]

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