大深度地下開発(読み)だいしんどちかかいはつ(英語表記)deep subterranean development

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「大深度地下開発」の意味・わかりやすい解説

大深度地下開発
だいしんどちかかいはつ
deep subterranean development

ジオフロント開発ともいう。地下 50mより深い地中で道路鉄道などを開発整備することをいう。一般に,この大深度地下は土地所有者などの通常の利用が行われない空間とみなされるため,地上では整備がむずかしい帯状・線状に連続する道路や鉄道,供給処理・情報通信施設などの公共施設の開発に適しているといえる。このような地下空間の利用計画は,大都市の地価高騰や,シールド工法,地下連続壁工法など土木技術進歩背景として 1980年代後半に浮上し脚光を浴び,研究が進められている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android