宗蔵(読み)そうぞう

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「宗蔵」の解説

宗蔵 そうぞう

1694ごろ-1736 江戸時代中期の漂流民。
元禄(げんろく)7年ごろの生まれ。薩摩(さつま)(鹿児島県)の若潮丸乗組員。享保(きょうほう)13年嵐のため遭難しカムチャツカ漂着。権蔵とともにモスクワをへてペテルブルグにおくられ,女帝アンナに謁見。元文元年科学アカデミーの日本語学校教師となり,同年9月18日同地で死去。43歳?宗左ともいう。ロシア名はコジマ=シュルツ

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

戒厳令

一般的には指定地域で、国の統治権の全部または一部を軍に移行し、市民の権利や自由を保障する法律の一部効力停止を宣告する命令。戦争や紛争、災害などで国の秩序や治安が極度に悪化した非常事態に発令され、日本...

戒厳令の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android