宝器(読み)ほうき

精選版 日本国語大辞典 「宝器」の意味・読み・例文・類語

ほう‐き【宝器】

〘名〙
① 貴い器物。大切な宝物
令義解(718)東宮職員「主蔵監 正一人。〈掌金玉。宝器。錦綾雑綵。裁縫衣服。翫好之属〉」
※唐詩選国字解(1791)七言古「天子の宝器を、伯天に御見せなされたことがある」 〔春秋左伝‐昭公二三年〕
② 転じて、宝のように貴重な人物

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デジタル大辞泉 「宝器」の意味・読み・例文・類語

ほう‐き【宝器】

尊い器物。大切な宝物。

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普及版 字通 「宝器」の読み・字形・画数・意味

【宝器】ほう(はう)き

宝物の器。〔左伝、荘二十年〕春、伯、王室を和せんとして克(あた)はず。~夏、に王と以(とも)に歸る。秋、王~に入り、其の寶を取りてる。

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