宝/財/貨(読み)タカラ

デジタル大辞泉の解説

たから【宝/財/貨】

世の中に数少なく、特に貴重なもの。宝物。財宝。「家に伝わる―」
財産。金銭。
「悖(さか)って来る―の悖って出るに任せ」〈露伴・寝耳鉄砲〉
ほかのものと取り替えることのできない、特に大切なもの。また、かけがえのない人。「国の―ともいうべき人材」「子―」→御宝(おたから)

ほう【宝〔寶〕】[漢字項目]

[音]ホウ(呉)(漢) [訓]たから
学習漢字]6年
〈ホウ〉
貴重な物。たから。「宝玉宝庫宝石宝物家宝国宝財宝三宝至宝七宝珍宝通宝秘宝仏宝名宝
宝物として大切にする。尊い。「宝鑑宝剣宝典重宝(ちょうほう)
天子に関する物事を尊んでいう語。「宝算宝祚(ほうそ)
〈たから(だから)〉「宝船宝物子宝
[補説]「寳」は異体字。
[名のり]かね・たか・たかし・たけ・とみ・とも・みち・よし
[難読]擬宝珠(ぎぼし)

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典 第2版の解説

ほう【宝】

朝鮮の新羅高麗・李朝初期に存在した公的な高利貸機関。寺院,学校,地方官などが主体となって設置した財団で,穀物,銭,布を元本として長期貸付を行い,利息を各種公共事業の資金に充当した。文献上の初見は613年(新羅の真平王35)に設置された〈占察宝〉だが,最も盛行したのは高麗時代であり,仏教の影響も強い。寺院維持用の〈寺宝〉,八関会(はちかんえ)用の〈八関宝〉,学校維持用の〈学宝〉,救荒用の〈常平宝〉,老人扶養用の〈泉宝〉などがあり,利殖のみを目的に設置したものはないという。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

精選版 日本国語大辞典の解説

ほう【宝】

〘名〙
① たからもの。また、おかね。金銀。
洒落本・浪花花街今今八卦(1784)「兔角宝(ホウ)をまきらす豪客(だいじん)がすくなきゆへなり」 〔国語‐魯語上〕
② (形動) 金持。富豪。また、裕福なさま。
浮世草子・世間旦那気質(1773)三「宝(ホウ)なお客と悦びいさんで」
③ =ほうじつ(保日)〔淮南子‐天文訓〕

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