デジタル大辞泉
「宝」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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たから【宝・財・貨】
- 〘 名詞 〙
- ① 金銀・珠玉などの貴重な品。大切な財物。宝物。
- [初出の実例]「銀(しろかね)も金(くがね)も玉も何せむにまされる多可良(タカラ)子にしかめやも」(出典:万葉集(8C後)五・八〇三)
- ② かね。金銭。財貨。おたから。
- [初出の実例]「たからゆたかに家ひろき人」(出典:竹取物語(9C末‐10C初))
- ③ 穀物を尊んでいう語。
- [初出の実例]「農時に農夫(つくりひと)の終日(ひねもす)に作りて一日の価(タカラ)を獲(え)」(出典:東大寺諷誦文平安初期点(830頃))
- ④ 大切に扱うべきもの。主君、子どもなどにいう。
- [初出の実例]「それぞいはゆるこのおきながたからの君貞信公におはします」(出典:大鏡(12C前)二)
ほう【宝】
- 〘 名詞 〙
- ① たからもの。また、おかね。金銀。
- [初出の実例]「兔角宝(ホウ)をまきらす豪客(だいじん)がすくなきゆへなり」(出典:洒落本・浪花花街今今八卦(1784))
- [その他の文献]〔国語‐魯語上〕
- ② ( 形動 ) 金持。富豪。また、裕福なさま。
- [初出の実例]「宝(ホウ)なお客と悦びいさんで」(出典:浮世草子・世間旦那気質(1773)三)
- ③ =ほうじつ(保日)〔淮南子‐天文訓〕
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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普及版 字通
「宝」の読み・字形・画数・意味
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
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宝 (ほう)
朝鮮の新羅・高麗・李朝初期に存在した公的な高利貸機関。寺院,学校,地方官などが主体となって設置した財団で,穀物,銭,布を元本として長期貸付を行い,利息を各種公共事業の資金に充当した。文献上の初見は613年(新羅の真平王35)に設置された〈占察宝〉だが,最も盛行したのは高麗時代であり,仏教の影響も強い。寺院維持用の〈寺宝〉,八関会(はちかんえ)用の〈八関宝〉,学校維持用の〈学宝〉,救荒用の〈常平宝〉,老人扶養用の〈泉宝〉などがあり,利殖のみを目的に設置したものはないという。15世紀以降,文献からは姿を消すが,機能の一部は李朝後期に発達する民間の〈契〉が継受した。
→契
執筆者:吉田 光男
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
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