懸針(読み)ケンシン

デジタル大辞泉 「懸針」の意味・読み・例文・類語

けん‐しん【懸針】

筆法の一。縦の画の下端を筆をはらって針の先のように細くとがらすもの。→垂露

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「懸針」の意味・読み・例文・類語

けん‐しん【懸針】

〘名〙 筆法の一種。縦の画の下端を、針の先のように次第に細くするもの。
性霊集‐三(835頃)勅賜屏風書了即献表「垂露懸針之体、鶴頭偃波之形」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

普及版 字通 「懸針」の読み・字形・画数・意味

【懸針】けんしん

書法。垂直に下す筆づかいの法。〔墨池編、一、唐玄度、論十体書〕懸針、後初中、祕書曹喜の。喜、篆隷(てんれい)に工(たく)みにして、名をはす。尤も垂露(すいろ)の法を善くす。

字通「懸」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android