懸(読み)ケン

デジタル大辞泉 「懸」の意味・読み・例文・類語

けん【懸】[漢字項目]

[常用漢字] [音]ケン(漢) ケ(慣) [訓]かける かかる
〈ケン〉
1 物にひっかける。ぶらさがる。空中にかかる。「懸河・懸崖けんがい・懸垂・懸腕直筆」
2 かかげ示す。「懸賞」
3 託する。あずける。「懸命」
4 決着していない。「懸案」
5 かけ離れる。「懸隔・懸絶」
〈ケ〉心にかける。「懸想・懸念」
[難読]懸樋かけひ・鈴懸すずかけ・篠懸すずかけ

け【懸】[漢字項目]

⇒けん

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

普及版 字通 「懸」の読み・字形・画数・意味

懸
常用漢字 20画

[字音] ケン
[字訓] かける

[字形] 形声
声符は縣(県)(けん)。縣は(きよう)(首の倒形)を懸け垂れた形で、懸の初文。逆吊りすることを倒懸という。信〔詠懐に擬する詩〕「遙かに塞北の雲を看て 懸(はる)かに關山のを想ふ」は懸絶、はるかの意である。

[訓義]
1. かける、首をかける、かかる、ぶらさがる。
2. とおい、へだたる。
3. とおくからおもう、むなしくおもう、むなしい。

[古辞書の訓]
〔新字鏡〕懸 曾良尓(そらに) 〔名義抄〕懸 カカル・ハルカナリ・トホシ・クダル・タル・カク 〔字鏡集〕懸 クダル・タル・ハルカナリ・トホシ・ホソシ・サグ・カク・カカル・ハカル・イラフ

[熟語]
懸念▶・懸案▶・懸異▶・懸景▶・懸遠▶・懸火▶・懸河▶・懸解▶・懸崖▶・懸隔▶・懸渇▶・懸記▶・懸碕▶・懸旗▶・懸疑▶・懸擬▶・懸虚▶・懸魚▶・懸梟▶・懸橋▶・懸仰▶・懸金▶・懸軍▶・懸磬▶・懸▶・懸▶・懸欠▶・懸懸▶・懸弧▶・懸壺▶・懸▶・懸鼓▶・懸光▶・懸鉤▶・懸曠▶・懸思▶・懸師▶・懸示▶・懸識▶・懸車▶・懸守▶・懸首▶・懸殊▶・懸書▶・懸鐘▶・懸象▶・懸賞▶・懸針▶・懸心▶・懸水▶・懸垂▶・懸旌▶・懸絶▶・懸泉▶・懸銭▶・懸然▶・懸淙▶・懸帯▶・懸餒▶・懸胆▶・懸湍▶・懸断▶・懸知▶・懸遅▶・懸肘▶・懸注▶・懸吊▶・懸調▶・懸沈▶・懸縋▶・懸梯▶・懸灯▶・懸磴▶・懸騰▶・懸榻▶・懸旆▶・懸瀑▶・懸▶・懸氷▶・懸▶・懸圃▶・懸望▶・懸法▶・懸封▶・懸命▶・懸門▶・懸疣▶・懸輿▶・懸慾▶・懸瀬▶・懸流▶・懸料▶・懸▶・懸論▶・懸腕▶
[下接語]
下懸・危懸・軒懸・天懸・倒懸

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

世界大百科事典(旧版)内の懸の言及

【蹴鞠】より

…蹴鞠の演技者を鞠足(まりあし)といい,名手を上足(じようそく),未熟なのを非足(ひそく)という。練習は内鞠(うちまり),庭鞠(にわまり)といって室内や庭中でおこない,正式な競技に際しては懸(かかり)という特殊な施設をした地域でおこなった。懸は付近の建物より2間半以上離れた位置に,4本の木を3~4間を隔てて相対して立てるのを定めとする。…

※「懸」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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