排出量取引(読み)ハイシュツリョウトリヒキ

デジタル大辞泉 「排出量取引」の意味・読み・例文・類語

はいしゅつりょう‐とりひき〔ハイシユツリヤウ‐〕【排出量取引】

京都議定書による京都メカニズムの一。温室効果ガス排出権売買する仕組み。国・自治体企業などの温室効果ガス排出者間で、割り当て排出量を下回った者が、割り当て排出量を上回った者に残量分を売ること。排出権取引排出枠取引ET(emissions trading)。
[補説]京都メカニズムにおける排出量取引は、国家間の取引をさす。

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共同通信ニュース用語解説 「排出量取引」の解説

排出量取引

二酸化炭素(CO2)などの温室効果ガス排出削減に向けて、企業の排出量に上限を設定し、達成が困難な企業には、上限よりさらに抑えた企業から「クレジット」(排出枠)として購入することを認め、全体で削減を目指す制度。植林活動によるCO2吸収分も枠として認められる。2005年に欧州連合(EU)が全域で制度を創設した。日本では23年10月、東京証券取引所が売買取引できる市場開設。取引への参加は任意だが、政府は今後、排出量が一定以上の企業に参加の義務化を検討する。

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