斎田(読み)サイデン

デジタル大辞泉 「斎田」の意味・読み・例文・類語

さい‐でん【斎田】

神に供える米を栽培する田。御供田ごくうでん神饌田しんせんでん。いつきた。
大嘗祭だいじょうさい供え物にする穀物を作る田。悠紀ゆき主基すきの田。

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精選版 日本国語大辞典 「斎田」の意味・読み・例文・類語

さい‐でん【斎田】

〘名〙 (清めととのえた田の意)
神饌(しんせん)に用いる米を栽培するために、特別に定められた田。
大徳寺文書‐応安六年(1373)一一月三日・国重売券「うりわたすさいてんの事」
② 特に、大嘗祭(だいじょうさい)に供進する御酒御饌の料に用いる穀物を作る田。悠紀(ゆき)主基(すき)の両田。ぬきほだ。
登極令(明治四二年)(1909)八条「大嘗祭の斎田は京都以東以南を悠紀の地方とし」

さいた【斎田】

(「さいだ」とも) 姓氏一つ

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