森田曠平(読み)モリタ コウヘイ

20世紀日本人名事典 「森田曠平」の解説

森田 曠平
モリタ コウヘイ

昭和・平成期の日本画家



生年
大正5(1916)年4月17日

没年
平成6(1994)年12月29日

出生地
京都府京都市中京区烏丸二条下ル秋野々町

学歴〔年〕
京都府立三中〔昭和11年〕卒

主な受賞名〔年〕
日本美術院賞大観賞〔昭和40年 43年〕「洛北仲秋」「桜川」,院展総理大臣賞〔昭和48年〕「京へ」,院展文部大臣賞〔昭和57年〕「花鎮め」,勲四等瑞宝章〔平成5年〕

経歴
旧制中学時代に関西美術院で洋画を学び、昭和15年小林柯白に師事して日本画に転じる。18年「広沢の冬」で第30回院展初入選。19年安田靱彦に師事。30年代頃から歴史画がテーマとなり、独自の作風を築く。31年「波止場」で院展奨励賞。40年・43年大観賞を受賞し、日本美術院同人に推挙される。58年国立能楽堂の鏡板を完成させる。平成4年初の大回顧展。代表作に「桜川」「花軍」「雨月物語」など。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「森田曠平」の解説

森田曠平 もりた-こうへい

1916-1994 昭和-平成時代の日本画家。
大正5年4月17日生まれ。母方の祖父森田茂の養子となる。安田靫彦(ゆきひこ)に師事。院展に作品を発表し,昭和43年「桜川」が日本美術院賞,48年「京へ」が内閣総理大臣賞。歴史や物語を題材にした人物画にすぐれた。平成6年12月29日死去。78歳。京都出身。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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