…娼婦の私生児としてパリに生まれ,中央山塊モルバン地方に里子に出されていた少年期に,窃盗の罪で感化院送りとなり,以後,窃盗や男色家相手の売春を続けながら,放浪と投獄の生活を送る。1942年,フレーヌ刑務所に服役中に書いた詩編《死刑囚Le condamné à mort》を出獄後パリで発表,J.コクトーの認めるところとなる。処女小説《花のノートル・ダム》(1944),第2作《薔薇の奇跡》(1946)は,共に犯罪者と男色家の世界を描くが,作者の想像力の異形性と汚辱と悪を美と聖性へと変容させるそのなまなましくも豪奢な散文によって,秘密出版とはいえ,一躍〈泥棒作家〉ジュネの名をパリの前衛文壇に知らしめた。…
…46年釈放。54年に上演された最初の劇作品《死刑囚》はこの入獄中の経験に基づくもので,彼に国際的名声をもたらした。ほかに《人質》(1958),《アイルランドの反逆者の告白》(1965)などがある。…
※「死刑囚」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
「アサーション」(assertion)とは、より良い人間関係を構築するためのコミュニケーションスキルの一つで、「人は誰でも自分の意見や要求を表明する権利がある」との立場に基づく適切な自己主張のことです...