系統分類(読み)けいとうぶんるい

最新 地学事典 「系統分類」の解説

けいとうぶんるい
系統分類

phylogenetic classification ,phylogenetic systematics

生物を分類する際の自然分類法の一つ。現在の生物分類はすべて系統分類による。生物の系統的類縁関係を明らかにし,この結果に基づき分類する。系統的類縁関係を解明する方法は,古生物学的資料を軸に,現生生物比較解剖学と比較発生学,さらに生物地理学分子生物学DNAヌクレオチドの置換率)などから組み立てる。系統の組立て方法には大きく分けて次の三つの学派がある。伝統的系統分類学(traditional phylogenetics)は,多数の分類学的形質のなかから,形質状態の変化の方向を総合的に判断し,生物の進化方向を推定し,これにより類似した形質状態を多く共有している分類群近縁とみる。そのほか数量的分類学と分岐分類学がある。

執筆者:

参照項目:数量分類学
参照項目:分岐分類学

出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の系統分類の言及

【分類学】より

…生物学の一分野としての分類学は,生物の進化の過程にしたがって生物を体系化するものであり,生物の類縁の遠近に合わせて行う分類を自然分類という。これを,生物の系統分化に応じた分類であるという観点から,系統分類ということもある。 分類学の歴史は,有用・有害生物の識別など,生活上の必要から始まった部分がある。…

※「系統分類」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

3月から 5月頃に発生する雷。寒冷前線の通過時に発生する界雷で,この雷雨はよくひょう(雹)を伴う。春の到来を伝える雷ともいわれる。雷鳴に驚き冬眠していた地中の虫たちが目ざめるという理由で「虫出しの雷」...

春雷の用語解説を読む