統計天文学(読み)とうけいてんもんがく(その他表記)statistical astronomy

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「統計天文学」の意味・わかりやすい解説

統計天文学
とうけいてんもんがく
statistical astronomy

多数の星を統計的に処理して,その位置や運動の分布を研究する分野。銀河系内に恒星は数多いが,現在,距離や運動速度の測定されているものは数千にすぎず,それもまた比較的太陽の近傍のもので,これらから恒星の集団のいろいろな性質を調べるには高度の統計処理が必要である。 J.カプタインらの提唱により,19世紀末頃からこの分野は大いに進歩し,スペクトル型や絶対等級別による星数分布の調査,散開星団の分布や球状星団の銀河系を包む分布など,銀河系の構造と関係するいろいろな数値が算出されている。

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