繙く(読み)ヒモトク

デジタル大辞泉 「繙く」の意味・読み・例文・類語

ひも‐と・く【×繙く/×紐解く】

[動カ五(四)]
書物ちつのひもを解く意》書物を開く。本を読む。「漢籍を―・く」
1から》書物などで調べて真実を明らかにする。「歴史を―・く」
衣服の紐、特に、下紐を解く。
秋風に今か今かと―・きてうら待ちるに月傾きぬ」〈・四三一一〉
つぼみが開く。
「ももくさの花の―・く秋の野を思ひたはれむ人なとがめそ」〈古今秋上
[類語](1読書書見繙読はんどく濫読多読積ん読購読必読併読

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

青天の霹靂

《陸游「九月四日鶏未鳴起作」から。晴れ渡った空に突然起こる雷の意》急に起きる変動・大事件。また、突然うけた衝撃。[補説]「晴天の霹靂」と書くのは誤り。[類語]突発的・発作的・反射的・突然・ひょっこり・...

青天の霹靂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android