股関節炎(読み)こかんせつえん(その他表記)arthritis of the hip

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「股関節炎」の意味・わかりやすい解説

股関節炎
こかんせつえん
arthritis of the hip

股関節の炎症で,化膿性と結核性があるが,いずれも最近は減少している。化膿性股関節炎の症状は股関節部の激痛と腫脹,発熱で,白血球増加が著明である。乳児ではおむつ交換時の号泣で気づく。起炎菌は黄色ブドウ球菌が多く,乳児では肺炎球菌によるものもある。治療には化学療法,患部の切開排膿などを行い,すみやかに関節内圧を下げる処置をとる。股関節の脱臼,不良拘縮,強直などが続発しやすい。結核性股関節炎は5歳前後の幼児に多い。おもな症状は軽度の跛行,股関節可動域制限であるが,一般に症状が軽く,いつの間にか進行することが多い。治療には安静,抗結核剤の投与,切開排膿などを行うが,あとで不良肢位拘縮を起しやすい。

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