言語の島(読み)げんごのしま(その他表記)speech island

翻訳|speech island

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「言語の島」の意味・わかりやすい解説

言語の島
げんごのしま
speech island

言語領域のなかに,あたかも島のように孤立的に存在している非常に異なった言語(方言)をいう。一般には,住民移住によって生じたものをさす。北海道の空知総合振興局新十津川町や渡島総合振興局知内町重内(おもない)などの集団移住地のことば,山形県山形市香澄町や九州の佐賀県唐津市,宮崎県延岡市などの旧士族のことばなどがその例。東京のことばも関東方言のなかにあって,関西方言の影響により,二重母音や「寒ウゴザイマス」などの形容詞ウ音便形,「書コウ」「読モウ」のような形式など,関西方言的特徴をもつにいたっていることから,言語の島といってもよい面がある。ヨーロッパではハンガリー語(ウラル系)やバスク語(系統未詳)が言語の島をなしている。

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