記号接地問題(読み)キゴウセッチモンダイ

デジタル大辞泉 「記号接地問題」の意味・読み・例文・類語

きごうせっち‐もんだい〔キガウセツチ‐〕【記号接地問題】

人工知能において、実世界にある事物名称と、コンピューター内部で扱う記号との結びつけに伴う問題シンボルグラウンディング問題
[補説]人間は、「リンゴ」という文字列実物のリンゴとの結びつき、さらに、切って皿に盛りつけたリンゴや、リンゴの菓子リンゴジュースなどとの関係も理解できる。しかし、コンピューター内部の記号処理では、「リンゴ」と「apple」という文字列は容易に結びつけられるが、実物のリンゴと結びつけることは困難である。つまり、コンピューター内部で扱う記号に本質的な意味を与えることができるのか、記号と事物をどのように結びつけるのかという問題といえる。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

2022年度から実施されている高校の現行学習指導要領で必修となった科目。実社会や実生活で必要となる国語力の育成を狙いとし、「話す・聞く」「書く」「読む」の3領域で思考力や表現力を育てる。教科書作りの...

現代の国語の用語解説を読む