論語徴(読み)ろんごちょう

改訂新版 世界大百科事典 「論語徴」の意味・わかりやすい解説

論語徴 (ろんごちょう)

荻生徂徠(1666-1728)の著した《論語》の注釈書。10巻。〈古言に徴した〉ことから書名が出ており,徂徠の古文辞学の方法に従った特色のある解釈が示される。朱熹(子)や伊藤仁斎に反対して《論語》を時にふれての発言集で著作ではないと見,それを絶対視する立場を離れて客観的な言語解釈の立場をとりつつ自らの思想を説いた。時に奇矯に過ぎる解釈もあるが,多くの注の中でも優れたものとして,中国でも引用されている。
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出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

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