躙口(読み)にじりぐち

日本大百科全書(ニッポニカ) 「躙口」の意味・わかりやすい解説

躙口
にじりぐち

草庵(そうあん)風茶室に使われる入口の形式で、「潜(くぐ)り」ともよんだ。高さも幅も二尺(約60センチメートル)余りの小さな口から躙り入るので、「躙り上り」とも称された。『松屋日記』は、千利休(せんのりきゅう)が「大坂ひらかた(枚方)ノ舟付ニくぐりにて出(でる)を侘(わび)て面白(おもしろし)」として茶室に試みたと伝えている。待庵(たいあん)の躙口が高さ二尺六寸、幅二尺三寸六分で通例よりかなり大きいのは、早い時期の試みであったことを示す。躙口には挟み敷居と挟み鴨居(かもい)を取り付け、板戸をたてる。板戸は雨戸を切り縮めた形式で、わびた心持ちを表現している。

[中村昌生]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

1 イソオウギガニ科のカニ。浅海にすみ、甲は丸みのある四角形で、甲幅13センチくらい。全体に黄褐色。甲の縁と脚に太いとげが多数ある。本州中部以南に産し、食用。2 ズワイガニの別名。鳥取・島根地方でいう...

松葉蟹の用語解説を読む