歌舞伎(かぶき)および人形浄瑠璃(じょうるり)の上演形式の一つ。初演のときには何幕(段)もあった作品を、再演以後の上演にあたって、全部を出さず、特定の幕(段)だけを抜き出して、1日にいくつもの作品を並べて演ずる形式(よりどり見どりの意でミドリという)が、すでに江戸中期から行われていた。ごく近年に、それに対して、初演時ないし原典のとおり全幕(全段)を上演するとき、とくに「通し狂言」とよぶ慣習が生まれた。一部だけを省略する場合は「半通し」という。しかし現代では、上演時間の関係で、初演時のまま全幕を上演することは不可能で、実質上は「通し狂言」ではないのだが、「物語の筋(ストーリー)を通す」という気持ちを含めて、便宜的にこのことばを用いている。
[服部幸雄]
二十四節気の一つ。元来,太陰太陽暦の9月中 (9月後半) のことで,太陽の黄経が 210°に達した日 (太陽暦の 10月 23日か 24日) に始り,立冬 (11月7日か8日) の前日までの約 15日...