重回帰分析(読み)ジュウカイキブンセキ

デジタル大辞泉 「重回帰分析」の意味・読み・例文・類語

じゅうかいき‐ぶんせき〔ヂユウクワイキ‐〕【重回帰分析】

ある変数が他の複数の変数とどのような相関関係にあるのかを推定する統計学的手法の一。回帰分析において、原因となる変数(説明変数)を二つ以上もつもの。回帰式yb1x1b2x2b3x3+…+b0と表される関係があるとすると、b1b2…は偏回帰係数とよび、重み付けを意味する。最小二乗法などを用いてb1b2…が求められ、この回帰式をもとに将来予測や要因分析を行う。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の重回帰分析の言及

【回帰分析】より

…その後他分野にも適用され,説明変数と目的変数の関係が曲線の場合や一つの目的変数に対応する説明変数が多数ある場合にも回帰分析が行えるようになった。 説明変数が一つのとき単回帰または直線回帰分析,二つ以上のとき重回帰分析ということがある。単回帰分析では,目的変数の第i番目の値をyi,対応する説明変数の値をxiとすると,直線ŷiabxiを回帰式と呼び,定数項aと偏回帰係数といわれるこう配bをいわゆる最小二乗法で推定する。…

【数量化】より

…その近さの程度はzyとの相関係数値で評価される。計算手続きは,やや工夫がいるが重回帰分析(回帰分析)と一致し,xjkは偏回帰係数に相当する。数量化の結果,zの変動にどのアイテムが影響しているか知ることができる。…

※「重回帰分析」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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