非人格化(読み)ひじんかくか(その他表記)impersonalization

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「非人格化」の意味・わかりやすい解説

非人格化
ひじんかくか
impersonalization

人間がその個性理性感性を奪われた形で社会に存在する状態をいう。 K.H.マルクスのいう労働者がその労働力を商品として扱われるということのうちにみられる人間疎外すなわち物化,M.ウェーバー官僚制において特徴的に認めた即対象的関係,あるいはそのような関係を強いられる官僚など,いずれもこの非人格化の現れである。現代大衆社会論では,人間相互の関係が機械的となるという意味で非人格化が指摘される。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む