鳥居を越す(読み)トリイヲコス

デジタル大辞泉 「鳥居を越す」の意味・読み・例文・類語

鳥居とりい・す

《狐が何度鳥居を飛び越せば稲荷大明神になれるとの俗説から》年功を積み、老獪ろうかいになる。
「おそらく―・したる帥中間」〈浮・椀久二世〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「鳥居を越す」の意味・読み・例文・類語

とりい【鳥居】 を=越(こ)す[=越(こ)える]

(狐が鍵をくわえて幾度も鳥居をとび越せば、やがて稲荷大明神となれるとの俗説から) 経験を積み、年功を重ねるたとえ。老獪(ろうかい)になる。
浮世草子好色二代男(1684)二「鳥居(トリヰ)幾度か越(コヘ)て、背の剥げたる末社が申は」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android