ウーリーナイロン

デジタル大辞泉 「ウーリーナイロン」の意味・読み・例文・類語

ウーリー‐ナイロン(woolly nylon)

ナイロン繊維を熱で加工し、毛織物のような感触をもたせたもの。下着靴下などに用いる。

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精選版 日本国語大辞典 「ウーリーナイロン」の意味・読み・例文・類語

ウーリー‐ナイロン

〘名〙 (woolly nylon ウールのようなナイロンの意) ナイロン糸にちぢれを与え、羊毛のようなふくらみ、伸縮性、保温性、吸水性をもたせたもの。下着、くつ下、服地などに用いる。
※山への誘い(1957)〈黒田初子〉一「靴下は木綿、ウーリーナイロン、絹、毛糸などのツギのあたっていない丈夫な物をはき」

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百科事典マイペディア 「ウーリーナイロン」の意味・わかりやすい解説

ウーリーナイロン

ナイロン繊維を加工して羊毛のような感触をもたせたもの。伸縮性に富む。通常ナイロン原糸に強い撚りをかけ,熱処理によって巻縮したもので,温感があり,吸湿性も多少ある。おもにメリヤス編みに用いられ,下着,靴下,パンティーストッキング,水着セーターなどにする。

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世界大百科事典(旧版)内のウーリーナイロンの言及

【バルキーヤーン】より

…この糸はまったく伸長性がなく,紡績糸風の独特な風合いをもち,シャツ,ブラウスなどの最終用途に用いられる。伸縮性の大きい加工糸としてはウーリーナイロンが代表的で,その製造法には仮撚(かねん),熱固定,解撚という工程からなる仮撚法などがあり,用途は靴下,パンティストッキング,レオタード,水着など。【坂本 宗仙】。…

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