翻訳|sweater
編物の上衣の総称。英語のsweat(汗をかく)に由来する名称である。もともと19世紀の末,ボートやその他のスポーツ選手たちに,減量のため着用させたウールやジャージーの上衣をいった。のちに冬に着る防寒着として利用されはじめた。以後セーターのもつ独特の伸縮性,着やすさ,気軽さは日常着として欠かせないものとなり,冬のみでなく夏糸を用いてサマー・セーターとしても普及してきた。セーターにはプルオーバーpulloverとカーディガンの2通りの形がある。プルオーバーはかぶって着用し,前にも後ろにもあきのないもので,カーディガンは前明きで打合せがあり,ボタンがけにする。また両者を同じ素材でつくり着用するものをツィン・セーターtwin sweaterと呼んでいる。いずれも手芸的につくられた手編のものと,機械編のものがある。衿明きはV型,ラウンド型,タートル・ネックなどが多い。現在では日常着から脱し,カジュアルなものばかりでなく,セミ・フォーマルや,アフタヌーンドレスなどもつくられる。
執筆者:城川 美枝子
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