黒田初子(読み)クロダ ハツコ

20世紀日本人名事典 「黒田初子」の解説

黒田 初子
クロダ ハツコ

昭和・平成期の登山家,料理研究家



生年
明治36(1903)年1月23日

没年
平成14(2002)年5月22日

出生地
東京

学歴〔年〕
東京女高師家事科(現・お茶の水女子大学)〔大正12年〕卒

経歴
東京女高師を卒業した3日後、工学博士で雪氷研究家の黒田正夫と結婚。新婚旅行伊豆の天城山登山。これを機に女性登山家として羅臼岳白馬岳などの女性による冬期初登頂記録を立てた。傍ら、自宅で料理講習会・すみれ会を主宰し、90歳を過ぎても料理教室を続けた。また文化女学院教授もつとめた。著書に「味ト自然ノ散歩道」「旅と山と」「女性のための登山読本」「山の素描」「山の饗宴」「料理のこころ」「いきいき九十歳の生活術」「お料理のレッスン七十年」などがある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「黒田初子」の解説

黒田初子 くろだ-はつこ

1903-2002 昭和-平成時代の登山家,料理研究家。
明治36年1月23日生まれ。夫黒田正夫の指導で登山とスキーをはじめる。女性として剣岳八ツ峰などに冬季初登頂。戦前から料理講習会「すみれ会」を主宰。産児制限初期の実行者でもある。平成14年5月22日死去。99歳。東京出身。東京女高師(現お茶の水女子大)卒。著作に「味と自然の散歩道」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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