プログレッシブ英和中辞典(第4版)の解説
**and





[接](▼記号&. ⇒AMPERSAND)
1 ((語・句・節を対等につないで))…と…, …や…, …に…, …も…, および…
- a young and beautiful girl
若くて美しい娘 - work by day and by night
昼も夜も働く - The store sells vegetables and canned foods.
その店は野菜や缶詰を売っている - They left and we remained.
彼らは去り私たちは残った - The hotel stands at Bush and Grant.
((米))ホテルはブッシュ通りとグラント通りの角にある.
[語法]
(1) 3つ以上の要素を結ぶ場合, andは最後の要素の前にのみ用い, その他の位置にはコンマを用いるのがふつう.
(2) 最後のandの前のコンマは入れるのが正式とされるが, ((米))では省くのがふつう.
2 ((数詞の結合))…と…, そして
- Three and seven make [makes, are, is] ten.
3足す7は10 - two and a half
2½ - two hours and ten minutes
2時間10分 - two dollars and fifty cents
2ドル50セント(▼日常会話ではandを落とすことが多い:two-fifty2ドル50セント) - four pounds and six pence
((英))4ポンド6ペンス - five and forty [=forty-five]
45(▼一の位が十の位に先行する言い方は99までできるが, 古い言い方;現在は年齢や時刻をいうときに限られる).
3 ((行動・状態の同時性))…しつつ, …しながら
- walk and chew gum
歩きながらチューインガムをかむ - They walked and talked. [=They walked talking. ]
歩きながら話した - You can't have your cake and eat it too.
((ことわざ)) 食べた菓子は手に残らない;両方いいことはできない.
4 ((時間的前後関係))そして, それから(and then)
- He slept for an hour and went to work.
1時間ほど寝て, それから仕事に行った.
5 ((動作の結果))そうしたら, すると
- We rather expected him to be in a somber mood, and he was.
私たちは彼が落ちこんでいるのではないかと思っていたが, やはりそうだった - He listened again, and he no longer heard the rustling on the roof.
もう1度耳をすませてみたが, 屋根の上のさらさらいう音はもう聞こえなかった.
6 ((当然の帰結・成り行き))したがって, そこで, だから
- The well is empty, and when you let the bucket down, nothing comes up.
井戸はかれているのだから, バケツを下ろしても何も上がってこない - Someone had broken a windowpane, and it had to be replaced.
窓ガラスが1枚割られていたので入れかえなければならなかった.
7 /ænd/ ((命令文またはこれに準じる構文のあとで))そうすれば(⇔or)
- Hurry, and you will be in time.
急げばまだ間に合うよ - A little more capital, and they would have been successful.
もう少し資本があればうまく行ったのだが.
8 ((対照的な内容を導いて))それなのに, しかし
- She was very careful, and the result was a complete failure.
彼女はとても気をつけていたのだけど, 結果は完全な失敗だった.
9 ((補足・強調などのために追加・挿入して))それも, しかも, そして
- The Mohave is a big desert and a frightening one.
モハベは大砂漠, しかも恐ろしい砂漠だ - He and he alone is to blame.
責められるべきは彼, しかも彼だけだ.
10 ((換言して説明を加えて))すなわち, つまり
- This does not seem to be a realistic solution, and for the following reason.
これは現実的な解決策とは思えない, つまりそれは次の理由による.
11 ((相手のことばを引き取って状況解説を加えて))じゃ…というわけですね
- “She was not sick! You must have been misinformed. ” “And I sent you back to the house, all to no purpose. ”
「彼女は病気じゃなかったですよ. 誤報だったんじゃないですか」「それじゃ君を家に戻らせても, むだ骨だったわけですね」.
12 /
n, n/ ((2つのもの・性質が組み合わさって一体となっていることを示して))((単数扱い))…つきの. ⇒HENDIADYS

- bread and butter
/brédnb t
r/
バターを塗ったパン - bacon and eggs
ベーコンエッグ - a sherry and bitters
ビターズ入りシェリー酒 - a watch and chain
鎖つきの時計 - my uncle and guardian
私の保護者であるおじ - my son and heir
私の跡とり息子 - a black, brown and white dog
黒と茶と白のぶち犬 - Slow and steady wins the race.
((ことわざ)) ゆっくり着実にやる方が勝つ;急がば回れ.
[語法]名詞+名詞で同一(人)物を示す場合, ふつう最初の名詞の前にのみ不定冠詞がくるが, 同一人の場合, 不定冠詞が繰り返されることもある:He is an actor and (a) director. 彼は俳優兼監督です.
13 ((限定的な働きをする要素を結びつけて))
(1) ((略式))((形容詞を結んで))
(2) ((略式))((動詞を結んで))(▼go, come, send, try, mind, write, be sureなどのあとに動詞を接続し, あとの動詞は目的を表す不定詞の働きをする. 命令形に多い)
- go and fetch it
それを取りに行く - Come and see me.
会いに来てね(▼come, goの次ではandはしばしば省く) - Try and win the game.
試合に勝つようがんばりなさい - Mind and write to me.
忘れずに手紙をください - Be sure and come home by five.
5時までに必ず帰っておいで.
(3) ((まれ・文語))((名詞などを結んで))
- death and honor [=honorable death]
名誉ある死 - in poverty and distress [=in distressful poverty]
悲惨な貧困のうちに - a jewelled duchess, smiling and gracious [=graciously smiling]
宝石に飾られた優美にほほえむ公爵夫人.
14 ((同一語を繰り返して多数・多量・反復・連続・徹底などを表して))
- often and often [=again and again]
何度も何度も - years and years ago
何年も前に - He laughed and laughed.
彼は笑いこけた - It is getting colder and colder.
だんだん寒くなってゆく - I know him through and through.
私は彼のことは知り抜いています.
[語法]
(1) あとにくる語のほうを初めの語より強く発音する.
(2) 特に強調するときは, 同一語を3度繰り返すこともある:for years and years and years何年も何年も何年も.
15 ((反意語を結んで))…したり…したり
- come and go
行ったり来たり(▼語順に注意) - in and out
出たりはいったり - off and on
断続して - walk up and down the street
通りを行ったり来たりする.
16 ((there are構文中で同一の複数名詞を結んで))さまざまの, 千差万別の. ▼We have, You can findなどと共に用いられることもある
- Of course there are [we have] dictionaries and dictionaries.
もちろん辞書といっても(質は)いろいろです[ピンからキリまであります].
▼フランス語のIl y a vin et vin. (ワインもいろいろある)のような用法から.
17 /ænd/ ((間投詞的に用いて驚き・疑念・非難などを表す))ほんとうに, いやまったく
- “My God! My God, ” he cried, “and I would have murdered you!”
「いや驚いたのなんの, すんでのところで君を殺すとこだった」と彼は叫んだ.
[語法]andは, 前文からの受け継ぎを示す語として, しばしば文頭に用いられる:General Jackson thought the attack would come after darkness. And he was right. (ジャクソン将軍は攻撃は暗くなってから始まるものと考えた. そしてそれは的中した). なお平叙文で疑問を表す場合, 接続詞で始まることが多い:And you still plan to marry him?(で, やっぱり彼と結婚するつもりなの).
... and
((米俗))((食堂などできまった二品取り合わせ料理の後半を略した言い方))
- ham and
ハムエッグ - coffee and
コーヒーとドーナツ.
and so on [forth]
…など, その他.
▼ (1)and so forthは形式ばった言い方で, and so onはくだけた言い方. (2)etc. あるいは&c. と略す. etc. は((ラテン語))et cetera(=and others)の略記であるから×and etc. と書くのは誤り.
and that goes
それで終わり(that is final).
and then
それから, とは言うもの.
and with reason
それもそのはずだ.
and yet
それなのに, そのくせ.
━━[名]
1 付加条件.
2 ((しばしば~s))つけたしの細部.
AND
[名]《コンピュータ》アンド, 論理積.