てんじく‐よう〔テンヂクヤウ〕【天×竺様】
- デジタル大辞泉
- ⇒大仏様だいぶつよう
てんじく‐よう(テンヂクヤウ)【天竺様】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① =だいぶつよう(大仏様)② 天竺風(ふう)であること。インド風。[初出の実例]「此様に天竺様の文章もあるぞ」(出典:漢書列伝竺桃抄(14…
天竺様 てんじくよう
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- →大仏様建築
天竺様 (てんじくよう)
- 改訂新版 世界大百科事典
- 鎌倉初期に東大寺再建のため,宋から大勧進俊乗坊重源(ちようげん)が取り入れた建築様式で,そのため大仏様(だいぶつよう)ともいう。後に禅宗建…
天竺様【てんじくよう】
- 百科事典マイペディア
- →大仏様
大仏様 (だいぶつよう)
- 改訂新版 世界大百科事典
- →天竺様
そう‐と(サウ‥)【双斗】
- 精選版 日本国語大辞典
- 双斗〘 名詞 〙 肘木(ひじき)の上に、斗(ます)が三つ並ばず、二つだけのもの。大仏様(だいぶつよう)(=天竺様)で、中備(なかぞなえ)に用いる。二つ…
だいぶつ‐よう(‥ヤウ)【大仏様】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 鎌倉初期、僧重源によって東大寺再建に採用された宋(主として南宋)の建築様式。東大寺南大門がその代表的遺構。その後、東福寺大仏殿、…
天竺 Tiānzhú
- 中日辞典 第3版
- [名]<古>天竺(てんじく).インド.
てんじく〔テンヂク〕【天竺】
- デジタル大辞泉
- 中国および日本で用いたインドの古称。「後漢書」西域伝に初見。1 「天竺木綿」の略。2 そら。天。「此の頃の御有様は、さりとも見たてまつりなば…
Ténjiku, てんじく, 天竺
- 現代日葡辞典
- 【A.】 A Índia. [S/同]Índo(+).
【天竺】てんじく
- 普及版 字通
- インド。字通「天」の項目を見る。
天竺 てんじく
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 中国古代のインド地方の呼び名。同系統の古称としては天篤(てんとく)、天督(てんとく)、天豆(てんとう)、天定(てんてい)などがあり、語源は、身毒(し…
天竺 (てんじく) Tiān zhú
- 改訂新版 世界大百科事典
- 目次 日本の伝承の中の天竺中国で3世紀以降に多く用いられたインドの呼称。古くは〈身毒(しんどく)〉〈賢豆(けんず)〉〈天篤(てんとく)〉と…
天竺 てんじく
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 天竺木綿の略語。木綿の原産地インドの意で,インドから渡来したことによりこの名がある。英語ではティー・クロスという。経・緯糸に 20番手の生綿糸…
天竺 てんじく
- 日中辞典 第3版
- 天竺国Tiānzhúguó,印度的古称Yìndù de gǔchēng.天竺木綿(てんじくもめん)厚棉布hòu mi&…
天竺 てんじく
- 旺文社世界史事典 三訂版
- 中国・日本におけるインドの古称インドの名は,川(すなわちインダス川)や洪水を意味するサンスクリット語のSindhuからおこり,これがなまって中国…
ちょうげん【重源】
- デジタル大辞泉
- [1121~1206]鎌倉初期の浄土宗の僧。号、俊乗房。醍醐寺で密教を修め、のち、法然に師事して念仏門に入った。再三にわたり入宋したといわれる。東…
だいぶつ‐よう〔‐ヤウ〕【大仏様】
- デジタル大辞泉
- 鎌倉初期の建築様式。僧重源ちょうげんが東大寺再建にあたり中国宋の様式を取り入れたもの。柱に指肘木さしひじき、天井に化粧屋根、用木には彩色を…
おうぎ‐だるき(あふぎ‥)【扇垂木】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 垂木の配置法の一つ。多数の垂木を放射状に配置したもので、唐様(からよう)の寺院建築などに用いられる。また、天竺様(てんじくよう)の寺…
天竺 てんじく Tian-zhu; T`ien-chu
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- インドをさす中国での古称。インダス川をさす Sinduに由来する。魏・晋時代から唐初の玄奘のときまでよく使われ,その後は印度という呼称に取って代…
天竺【てんじく】
- 百科事典マイペディア
- 日本,中国などでインドをさした旧称。身毒・印度・信度などと同じくサンスクリットのシンドゥSindhu(川,インダス川の意)の音訛(おんか)といわれ…
てんじく(テンヂク)【天竺】
- 精選版 日本国語大辞典
- [ 1 ] 中国および日本で、インドの古称。天竺国。[初出の実例]「夫れ仏の法(みのり)、西国(テンチク)より漢(もろこし)に至(つたは)りて」(出典:日本…
せっちゅう‐よう(‥ヤウ)【折衷様】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 日本建築様式の一つ。鎌倉時代に宋から伝来し東大寺に用いられた建築の様式である大仏様(天竺様)、同じ宋様式で禅宗建築に用いられた禅…
さい‐てんじく〔‐テンヂク〕【西天竺】
- デジタル大辞泉
- 天竺。インド。西天。五天竺の一。天竺の西部。西インド。西天。
ご‐てんじく〔‐テンヂク〕【五天竺】
- デジタル大辞泉
- 昔、天竺(インド)を東西南北と中央の五つに分けた称。五天。五竺。「法力の貴く勇猛なる事、…―に風聞しぬ」〈今昔・一・九〉
てんじく‐あおい〔テンヂクあふひ〕【天×竺×葵】
- デジタル大辞泉
- ゼラニウムの別名。
てんじく‐ぼだいじゅ〔テンヂク‐〕【天×竺×菩▽提樹】
- デジタル大辞泉
- クワ科の常緑高木。高さ6~20メートル。葉は卵円形で先が細長く伸び、花・果実はイチジクに似る。インドの原産で、この木の下で釈迦が悟りを得たとい…
てんじく‐ぼたん〔テンヂク‐〕【天×竺×牡丹】
- デジタル大辞泉
- ダリアの別名。
てんじく‐まもり〔テンヂク‐〕【天×竺守】
- デジタル大辞泉
- ヤツブサの別名。
てんじく【天竺(木綿)】
- 改訂新版 世界大百科事典
てんじく‐もめん(テンヂク‥)【天竺木綿】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 白生地の平織綿布。生天竺と晒(さらし)天竺とがあり、足袋・敷布・芯地などに用いる。はじめインド地方から輸入したところからの名称。天…
天竺菅 (テンジクスゲ)
- 動植物名よみかた辞典 普及版
- 学名:Carex phyllocephala植物。カヤツリグサ科の園芸植物
ご‐てんじく(‥テンヂク)【五天竺】
- 精選版 日本国語大辞典
- 古代インドを東・西・南・北・中の五つに分けた総称。五天。五印度。五竺。[初出の実例]「九仙府、奈二此時一何。五天竺、奈二此夕一何」(出典:菅家…
ちゅう‐てんじく〔‐テンヂク〕【中天竺】
- デジタル大辞泉
- 五天竺の一。古代インドを5区分したときの、中央の部分。中天。
てんじく‐がく〔テンヂク‐〕【天×竺楽】
- デジタル大辞泉
- 雅楽の曲目のうち、インド起源のもの。「迦陵頻かりょうびん」「安摩あま」など、従来は林邑楽りんゆうがくとされてきたもの。
てんじくし【天竺子】
- 改訂新版 世界大百科事典
てんじくず【天竺図】
- 改訂新版 世界大百科事典
てんじくろうにん【天竺浪人】
- 改訂新版 世界大百科事典
天竺徳兵衛 てんじくとくべえ (1612?―1707?)
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 江戸初期の商人。正確な生没年は不明。播磨(はりま)国(兵庫県)高砂(たかさご)の生まれという。1626年(寛永3)、朱印船貿易家角倉了以(すみのくら…
天竺葵 (テンジクアオイ)
- 動植物名よみかた辞典 普及版
- 学名:Pelargonium inquinans植物。フウロソウ科の多年草
天竺葵 tiānzhúkuí
- 中日辞典 第3版
- [名]<植物>テンジクアオイ.
浄土寺 (じょうどじ)
- 改訂新版 世界大百科事典
- 兵庫県小野市にある真言宗の寺。山号は極楽山。もと東大寺領播磨国加東郡大部荘(おおべのしよう)内の鹿野原に,俊乗房重源(ちようげん)が播磨別…
天竺老人 (てんじくろうじん)
- デジタル版 日本人名大辞典+Plus
- ?-? 江戸時代後期の狂歌師。幕府につかえる徒士(かち)。江戸四谷にすむ。川柳にもすぐれ,5代川柳(1787-1858)の時代に活躍し,毎日200から500句もつ…
天竺木綿 てんじくもめん
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 略して天竺ともいう。初めインド地方から輸入されたためこの名が出たといわれるが、一方「T」の字の商標をつけて市場に出されたため、海外ではティー…
天竺徳兵衛 てんじくとくべえ
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 江戸時代初期の商人。播磨国高砂の人で,15歳のときインド (天竺) に渡り,88歳のとき剃髪して宗心と号した。『天竺渡海物語』を著わした宝永4 (1707…
天竺茄子 (テンジクナスビ)
- 動植物名よみかた辞典 普及版
- 植物。ナス科の一年草,園芸植物,薬用植物。チョウセンアサガオの別称
天竺木綿【てんじくもめん】
- 百科事典マイペディア
- やや地厚な平織の綿織物の一種。もとインドから輸入されたのにちなむ名称。白地のままカバー類,粉袋,芯(しん)地にし,漂白や染色をしてシーツ,テ…
てんじく‐こく(テンヂク‥)【天竺国】
- 精選版 日本国語大辞典
- =てんじく(天竺)[ 一 ][初出の実例]「従二天竺国一流二転震檀一、延二及此地一、得二其門一者出離盖纒、失二其路一者輪廻生死」(出典:家伝(760…
天竺徳兵衛 てんじくとくべえ
- 旺文社日本史事典 三訂版
- 1612〜?江戸初期の商人播磨(兵庫県)の人。朱印船に乗り,15歳頃から2回中天竺(シャム)に渡航。シャムの地理や風俗などを記した『天竺渡海物語…