へこ【×褌】
- デジタル大辞泉
- ふんどし。「棒組、主のしの―をはづせ」〈滑・膝栗毛・三〉
ふどし【×褌/犢=鼻=褌】
- デジタル大辞泉
- 「ふんどし」の音変化。「―も人を頼まず、帯も手づから前にむすびて」〈浮・一代男・一〉
褌 (ふんどし)
- 改訂新版 世界大百科事典
- 目次 世界各地のふんどし ふんどしの民俗男性の腰部をおおう長い帯状の布で,これを股間(こかん)から腰部にかけて巻きつけ,下半身を保護し…
褌
- 小学館 和西辞典
- taparrabos m.[=pl.]ふんどしを締める|ponerse un taparrabos人のふんどしで相撲を取る aprovecharse de los otrosふんどしを締めてかかる ⸨慣用⸩ap…
褌 ふんどし
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 男子の陰部を覆い隠す帯状の布をいう。形状は着装の方法によって異なり、六尺褌、越中褌、もっこ褌の3種に大別することができる。肌の帯、下の帯、下…
褌 ふんどし
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 男子の下着の一つ。越中褌,もっこ褌,六尺褌などの種類がある。古くは犢鼻 (たふさぎ) ,肌袴 (はだばかま) といい,幅の広い帯状のものであった。…
ふどし【褌】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 「ふんどし(褌)」の変化した語。[初出の実例]「褌襠 和名 今按那礼岐奴俗云二不土志(フドシ)一又幾也不」(出典:改正増補多識編(1670…
みつ【×褌】
- デジタル大辞泉
- 《「三つ」から》相撲のまわしで、腰に巻いた部分と縦に股下をおおう部分とが交差する所。三つ結い。また、まわし・締め込みと同義にも用いる。「前…
ふんどし【×褌/犢=鼻=褌】
- デジタル大辞泉
- 1 男子の陰部をおおう布。下帯したおび。2 女子の腰巻。「女は襷がけで、裾をまくって…鼠色になった―を出している」〈鴎外・青年〉3 相撲の化粧回…
すまし‐もの【褌】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( いつも洗い清めるべきものの意か ) ふんどし。下帯。〔二十巻本和名抄(934頃)〕
ふんどし 褌
- 小学館 和伊中辞典 2版
- fundoshi(男)[無変],periẓoma(男)[複-i]giapponese ¶褌を締める|me̱ttersi [annodarsi] il periẓoma ¶人の褌で相撲を取る|trarre prof…
ふんどし【×褌】
- プログレッシブ和英中辞典(第4版)
- a loinclothふんどしを締めるwear a loinclothふんどし1本でnaked except for one's loincloth人の褌で相撲を取るbenefit oneself at someone else'…
褌 ふんどし
- 日中辞典 第3版
- 兜裆布dōudāngbù.~褌を締める|系上jìshàng兜裆布.~褌を締めてかかる下定决心干gàn.
はかま【褌】
- 改訂新版 世界大百科事典
ふんどし【褌・犢鼻褌】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 男子の陰部をおおい隠す布。ふどし。とうさぎ。はだのおび。したおび。まわし。〔日葡辞書(1603‐04)〕② 女子の腰巻。[初出の実例]「ふ…
褌 みつ
- 日中辞典 第3版
- 〈相撲〉兜裆布dōudāngbù.前~褌を引く|抓住前兜裆布.
ふどうし【褌】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 =ふんどし(褌)〔体源鈔(1512)〕
へこ【褌】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 男子の股間をおおうための布きれ。ふんどし。ふどし。〔日葡辞書(1603‐04)〕② 「へこづな(褌綱)」の略。
fuńdóshí, ふんどし, 褌
- 現代日葡辞典
- A cueca típica j. de homem (Género tanga, hoje pouco usada).~ o shimete kakaru|褌をしめてかかる∥Lançar-se a sé…
褌祝い ふんどしいわい
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 幼児から少年への移行段階の祝い。へこ祝いともいう。年齢は地方によって一定しないが、3歳から7歳ごろまでに祝った。このとき初めて褌を締め始める…
まえ‐みつ(まへ‥)【前褌】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 相撲のまわしを締めた際、からだの前面で横になっている部分。
とうさ・ぐ(たふさぐ)【褌】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 自動詞 ガ四段活用 〙 ( 「とうさぎ」の動詞化 ) とうさぎをする。下帯をする。[初出の実例]「紅の下袴、織物の指貫にくくりもあげず、そばをはさ…
ふんどし‐おや【褌親】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ふんどし祝の際に後見人として頼む仮親。回し親。へこ親。
ゆる‐ふん【緩褌】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( 「ふん」は「ふんどし(褌)」の略 )① ふんどしの締め方のゆるいこと。特に、相撲でまわしの締め方のゆるいことをいう。また、ゆるく締…
まえ‐みつ〔まへ‐〕【前×褌】
- デジタル大辞泉
- 相撲で、まわしを締めたとき体の前面で横になっている部分。前まわし。
せいよう‐ふんどし〔セイヤウ‐〕【西洋×褌】
- デジタル大辞泉
- さるまたのこと。
褌脱 (こだつ)
- 改訂新版 世界大百科事典
- 雅楽,管絃の曲名。褌脱という名のつく雅楽曲には,《剣気褌脱》《輪鼓褌脱》《曹娘(そうろう)褌脱》《補臨褌脱》の4曲の名が残されているが,現在…
いそ‐べこ【磯褌】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 ( 「へこ」は島根、山口、九州地方で女褌(ふんどし)をいう ) 海女(あま)が潜水する際使用する褌。〔分類漁村語彙(1938)〕
【脱褌】だつこん
- 普及版 字通
- 褌をぬぐ。字通「脱」の項目を見る。
【褌冒】こんぼう
- 普及版 字通
- したばかまと帽巾。字通「褌」の項目を見る。
ふんどし‐かつぎ【褌担】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① ( 関取衆の褌を持ち運びするところから ) 大相撲の序二段以下の力士の俗称。[初出の実例]「四方君子の多力に依て、纔かに土豚縁(〈注〉…
へこ‐おや【褌親】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 仮親の一つ。褌祝(へこいわい)に後見人となる人。
へこ‐づな【褌綱】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 浮子・沈子網に漁網の地を結び合わせるのに用いる細綱。へこ。
よこ‐みつ【横褌】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 相撲のまわしで、腰に巻いた横まわしのからだの左右横側にくる部分の称。
【褌袴】こんこ
- 普及版 字通
- したばかま。〔北史、斛律光伝〕光、嘗(かつ)て人に謂ひて曰く、今、軍人皆褌袴無し。後宮の參に、一たびに數匹を賜ひ、府稍(やや)し。此れは是れ何…
【褌中】こんちゆう
- 普及版 字通
- したばかまの中。字通「褌」の項目を見る。
ふんどし‐いわい(‥いはひ)【褌祝】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 男子の成人の祝いとして、褌を締めること。地方により行なう年齢がことなる。へこ祝。たふさぎいわい。
たふさぎ‐いわい〔‐いはひ〕【×褌祝(い)】
- デジタル大辞泉
- ⇒ふんどしいわい
【褌虱】こんしつ
- 普及版 字通
- 褌中の虱。字通「褌」の項目を見る。
【曝褌】ばくこん
- 普及版 字通
- 褌干し。字通「曝」の項目を見る。
褌 14画
- 普及版 字通
- [字音] コン[字訓] したばかま・したおび[説文解字] [字形] 形声声符は軍(ぐん)。軍に渾・諢(こん)の声があり、また、めぐる、めぐらす意がある。字…
あか‐ふんどし【赤褌】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙① 赤色の布で作ったふんどし。また、それを締めた人。あかふどし。[初出の実例]「細布の赤(アカ)ふんどし一筋ほしや」(出典:浮世草子・西…
ふんどしおや【褌親】
- 改訂新版 世界大百科事典
きぬはかま【衣褌】
- 改訂新版 世界大百科事典
へこ‐いわい〔‐いはひ〕【×褌祝(い)】
- デジタル大辞泉
- 九州で、男女13歳前後に行う成年式。男児は褌ふんどし、女児は腰巻きを初めて着ける。ふんどし祝い。たふさぎ祝い。
【褌衣】こんい
- 普及版 字通
- したばかまと衣。〔世説新語、任誕〕劉伶恆(つね)に酒を縱(ほしいまま)にし、放なり。或いは衣をぎ、裸形にて屋中に在り。人見て之れを(そし)る。伶…
よこ‐みつ【横×褌】
- デジタル大辞泉
- 相撲で、まわしを締めたとき、体の両横にくる部分。
へこ‐おや【×褌親】
- デジタル大辞泉
- へこ祝いに際して頼む仮親。ふんどし親。まわし親。
たて‐みつ【立褌】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 相撲のまわしを締めこんだ際、からだの前後にくる部分のうち、前腹から股間を通り、後ろ腰に結ぶ部分をいう。取組みの際、相手のたてみつ…
わり‐ふんどし【割褌】
- 精選版 日本国語大辞典
- 〘 名詞 〙 割下帯(わりしたおび)。転じて、ふんどし。[初出の実例]「紅もめんのわりふんどし」(出典:洒落本・見通三世相(1796か)中幕)