東カリフ国 ひがしカリフこく
- 旺文社世界史事典 三訂版
- アッバース朝の別称。➡ アッバース朝
アッバース家(アッバースけ) al-‘Abbāsīyūn
- 山川 世界史小辞典 改訂新版
- アッバース朝の支配家系。預言者ムハンマドの叔父アッバースの子孫が,預言者の一族による政権の樹立をめざし,政治宗教的な教宣活動を指導。749年ウ…
アブー・アルアッバース Abū al-‘Abbās
- 山川 世界史小辞典 改訂新版
- 723~754(在位749~754)アッバース朝の初代カリフ。アッバース家の革命運動を後方から指導したイブラーヒーム・ブン・ムハンマドの急逝により,クー…
イーサー・イブン・ムーサー `Īsā ibn Mūsā
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- [生]699頃[没]783/784. クーファアッバース朝の王族の一人で,初代カリフ,アブル・アッバースと第2代カリフ,マンスールの甥。マンスールは,アッバ…
トゥールーン朝 トゥールーンちょう Tūlūn
- 旺文社世界史事典 三訂版
- 868〜905アッバース朝のアミールとなったアフマド=ブン=トゥールーンが,エジプトに建てた王朝トゥールーンはトルコ系のマムルーク出身で,アッバ…
ハールーン・アッラシード
- 百科事典マイペディア
- アッバース朝第5代のカリフ(在位786年―809年)。バルマク家のヤフヤーなどを重用し,アッバース朝の最盛期を現出。詩人・楽士を保護し,数次の小ア…
アブド・アッラフマーン1世(アブド・アッラフマーンいっせい) ‘Abd al-Raḥmān Ⅰ
- 山川 世界史小辞典 改訂新版
- 731~788(在位756~788)後ウマイヤ朝の初代君主。シリアのウマイヤ朝の一族で,アッバース朝に追われてアンダルスに逃れ,その支配者となった。即位…
マンスール al-Manṣūr 生没年:713ころ-775
- 改訂新版 世界大百科事典
- アッバース朝第2代のカリフ。在位754-775年。異母弟の初代カリフ,サッファーフの4年間の治世の後を受けた,アッバース朝体制の実質上の創設者。精力…
アフマド・ブン・トゥールーン Ahmad b.Ṭūlūn 生没年:835-884
- 改訂新版 世界大百科事典
- エジプト,シリアを支配したトゥールーン朝の創始者。在位868-884年。トルコ系の奴隷軍人を父としてアッバース朝軍内で頭角を現し,868年,エジプト…
イブン・アッ・ルーミー
- 367日誕生日大事典
- 生年月日:836年5月19日アッバース朝の詩人896年没
バルマク家 バルマクけ Barmak
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 初期アッバース朝時代の名家。第1代カリフ,アブル・アッバース (在位 749~754) から第5代カリフ,ハールーン・アッラシード (在位 786~809) の時…
マンスール(Abū Ja‘far al-Manūr) まんすーる Abū Ja‘far al-Manūr (713ころ―775)
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- アッバース朝第2代カリフ(在位754~775)。異母弟の初代カリフ、サッファーフの4年間の治世の後を受けたアッバース朝体制の実質上の建設者。精力的…
サッファーフ さっふぁーふ al-Saffā (723ころ―754)
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- アッバース朝の初代カリフ(在位750~754)。通称はアブル・アッバース。預言者ムハンマド(マホメット)の叔父アッバースの子孫。ウマイヤ朝を打倒…
マンスール al-Manṣūr
- 山川 世界史小辞典 改訂新版
- 713?~775(在位754~775)アッバース朝の第2代カリフ。アリー家などの反対勢力を弾圧し,アブー・ムスリムを粛清するなど不満勢力を排除。バグダード…
トゥールーン朝美術 トゥールーンちょうびじゅつ Tulunid art
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 9世紀後半,エジプトのカタイを中心として発展したトゥールーン朝のイスラム美術。メソポタミアのアッバース朝様式(→アッバース朝美術)を移植しな…
サッファーフ al-Saffāḥ 生没年:723ころ-754
- 改訂新版 世界大百科事典
- アッバース朝の初代カリフ。在位750-754年。通称アブー・アルアッバースAbū al-`Abbās。ムハンマドの叔父アッバースの子孫。打倒ウマイヤ朝のアッバ…
アブー=アルアッバース Abū al-‘Abbās
- 旺文社世界史事典 三訂版
- 724ごろ〜754アッバース朝の創始者(在位749〜754)ムハンマドの伯父アッバースの4代の孫。イランのホラサーンで挙兵し,ウマイヤ朝を打倒,クーフ…
杜 環 とかん
- 旺文社世界史事典 三訂版
- 生没年不詳8世紀半ばごろの唐の著述家タラス河畔の戦いでイスラーム軍の捕虜となり,10年余りをアッバース朝の支配下に過ごし,海路広州に帰着。その…
ウハイディルの宮殿 ウハイディルのきゅうでん Palace of Ukhaydir
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 778年にアッバース朝第2代カリフ,マンスールの甥イーサー・イブン・ムーサーがイラクのウハイディルに建てた大宮殿。アッバース朝時代のメソポタミ…
アリー・イブン・イーサー `Alī ibn `Īsā
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- [生]859. ダイルクンナー[没]946. バグダードアッバース朝第 18代カリフ,ムクタディルのワジール (宰相) 。政治権力をトルコ人軍人階級から官僚の手…
トゥールーン朝(トゥールーンちょう) Ṭūlūn
- 山川 世界史小辞典 改訂新版
- 868~905エジプト,シリアを支配した軍事政権。アッバース朝カリフの奴隷軍人アフマド・ブン・トゥールーンが,エジプト総督代理として派遣され,事…
白衣大食 はくいタージー
- 旺文社世界史事典 三訂版
- ウマイヤ朝ムスリムの中国唐・宋時代の呼称。アッバース朝は黒衣大食ともいう。
ムワッファク al-Muwaffaq
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- [生]?[没]891. バグダードアッバース朝 (750~1258) 第 15代カリフ,ムータミドの弟。将軍として彼は,東のサッファール朝軍のバグダードへの進撃を…
アッバース朝(アッバースちょう) ‘Abbās
- 山川 世界史小辞典 改訂新版
- 750~1258アラブの建設したイスラーム王朝。首都はサーマッラー遷都時代(836~892年)を除きバグダード。全カリフが,ムハンマドの叔父アッバースの子…
イブン・アルムータッズ
- 367日誕生日大事典
- 生年月日:861年11月2日アッバース朝の王子,詩人908年没
アッバース‐ちょう ‥テウ【アッバース朝】
- 精選版 日本国語大辞典
- (アッバースはAbbās)⸨アッバス朝⸩ 西アジアおよび北アフリカを支配したイスラムの王朝。七五〇年マホメットの伯父アッバースの子孫サッファーが、ウ…
アリー・アッリダー `Alī al-Riḍā'
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- [生]765. メジナ[没]818. トゥースシーア派の分派である十二イマーム派の第8代イマーム。アッバース朝のカリフ,マームーンから次代カリフに指名され…
アブー・ムスリム Abū Muslim
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- [生]?[没]755. バグダードアッバース家 (→アッバース朝 ) の革命運動の指導者。出身も本名もあえて秘密にしていた。ホラーサーンの地で反ウマイヤ家…
ハールーン=アッラシード Hārūn al-Rashīd
- 旺文社世界史事典 三訂版
- 763ごろ〜809アッバース朝の第5代カリフ(在位786〜809)内政を整備し,外交面では小アジアに侵入し,カール大帝(1世)とも使節を交換したとされ…
ハールーン・アッラシード Hārūn al-Rashīd
- 山川 世界史小辞典 改訂新版
- 763/766~809(在位786~809)アッバース朝の第5代カリフ。バルマク家のヤフヤー,および二人の子ファドルおよびジャーファルを重用し,アッバース朝…
西カリフ国 にしカリフこく Western Caliphate
- 旺文社世界史事典 三訂版
- 後 (こう) ウマイヤ朝の別称都はコルドバ。バグダードを都とするアッバース朝を東カリフ国という。
イブラーヒーム・イブヌル・アグラブ Ibrāhīm ibn al-Aghlab
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- [生]?[没]812北アフリカに興ったイスラム王朝の一つ,アグラブ朝 (800~909) の創始者 (在位 800~812) 。アッバース朝第5代カリフ,ハールーン・ア…
アッバース朝 アッバースちょう ‘Abbās
- 旺文社世界史事典 三訂版
- 750〜1258ウマイヤ朝を倒しイスラーム帝国を実現した王朝イベリア半島に成立した後 (こう) ウマイヤ朝(西カリフ国)に対し,東カリフ国ともいう。ア…
アブー・ハーシム Abū Hāshim
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 8世紀初頭,ウマイヤ朝下,シーア派の分派であるカイサーン派のイマーム。父は同派の始祖のムハンマド・イブヌル・ハナフィーヤ。伝説によれば,ウマ…
アミール・アルムーミニーン amīr al-mu'minīn
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 「イスラム教徒の指揮者」を意味するアラビア語。第2代カリフ,ウマル1世が初めて称号として用い,以後ウマイヤ朝,アッバース朝,ファーティマ朝,…
マンスール(アッバース朝) Abū Ja'far al-Manṣūr
- 旺文社世界史事典 三訂版
- 713ごろ〜775アッバース朝の第2代カリフ(在位754〜775)初代カリフのサッファーフの後を継いだ,アッバース朝の事実上の創設者。ウマイヤ朝打倒の…
サイイド sayyid
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 元来は「奴隷の主人」を意味するアラビア語。複数は sāda。初期イスラム時代には,アリー家に属する者がサイイドまたはシャリーフと呼ばれたが,アッ…
Ha・run al-Ra・shid /hɑːrúːn ɑːlrɑːʃíːd | hærúːn ælræ-/
- プログレッシブ英和中辞典(第5版)
- ハールーン・アッラシード(◇764?-809;アッバース朝のカリフ;Arabian Nightsの伝説的英雄).
黒衣大食 こくいタージー
- 旺文社世界史事典 三訂版
- アッバース朝の中国における呼称王家使用の黒旗黒衣が由来ともいう。「大食」とは唐代の中国人がアラビア人・イスラーム教徒をさした呼称。
トゥールーン朝 トゥールーンちょう Ṭūlūn
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- エジプトでアッバース朝から独立した最初の王朝 (868~905) 。エジプトおよびシリアを支配。首都はフスタート。建設者はアフマド・イブン・トゥール…
バーバク Bābak; Pāpak
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- [生]? アルダビール[没]838. サーマッラーイラン北西部のアゼルバイジャンに起ったマズダキズム系のホッラミー派の反乱の指導者。父はクテシフォン…
ムカンナー al-Muqanna`
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- [生]?[没]779アッバース朝時代の反乱者。本名 Hāshim ibn Ḥākim。ムカンナーはアラビア語で「覆面の預言者」の意。メルブの洗い張り屋の出身であった…
ザーブ川 ざーぶがわ Rūd-e Zāb
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- イラン西部、アゼルバイジャン州南西部の川。全長約320キロメートル。クルディスターンの山脈に源を発し、ザーグロス山脈を横断してイラクに至り、テ…
イフシード朝 いふしーどちょう Ikhshīdids
- 日本大百科全書(ニッポニカ)
- 935年にムハンマド・ブン・トゥグジュがアッバース朝から実質的に独立して建てたエジプトの王朝。939年にムハンマドはアッバース朝からイフシードと…
トゥールーン朝 (トゥールーンちょう) Ṭūlūn
- 改訂新版 世界大百科事典
- アフマド・ブン・トゥールーンの創始したエジプト・シリアにまたがる王朝。868-905年。アフマド・ブン・トゥールーン(在位868-884)はトルコ系軍人…
アブー・ヌワース Abū Nuwās 生没年:747から762-810から813
- 改訂新版 世界大百科事典
- アッバース朝期最大の詩人。アフワーズで生まれ,バスラで育つ。薬剤師を生業としていたが詩才が認められ,クーファ,バグダード,さらに遊牧民の間…
ジャフシヤーリー al-Jahshiyārī, Abū `Abd Allāh Muḥammad ibn `Abdūs
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- [生]? クーファ[没]942. バグダード?アラブ,アッバース朝の文人官僚。宰相アリー・イブン・イーサーの侍従。アスマール asmār (夜語り) と呼ばれる…
ハールーン‐アッラシード(Hārūn al-Rashīd)
- デジタル大辞泉
- [766?~809]アッバース朝第5代のカリフ。在位786~809年。王朝の全盛期を代表する君主。領土を拡大し、学芸を奨励。「千夜一夜物語」に登場。
カラーム Kalām
- ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
- 基本的には「言葉」という意味のアラビア語である。しかし,アッバース朝初期にムータジラ派の神学が出現するに及んで,この言葉が「思弁神学」を意…
マーワルディー al-Māwardī 生没年:974-1058
- 改訂新版 世界大百科事典
- シャーフィイー派の法学者,政治思想家。ペルシアのマーワルド出身。各地のカーディー(裁判官)を務めた後,バグダードに住み,アッバース朝カリフ…