へび座(読み)へびざ

日本大百科全書(ニッポニカ) 「へび座」の意味・わかりやすい解説

へび座
へびざ / 蛇座

夏の宵の南の中天に見える星座へびつかい座一体になっているもので、西側ヘビ頭部があり、東側に尾部がある。ギリシア神話では、へびつかい座は神医アスクレピオスの姿であり、このへび座は健康のシンボル医術のシンボルとされている。望遠鏡の見ものとしては、頭部にある大型で明るい球状星団M5と尾部にある散光星雲M16がある。散光星雲M16には同番号の散開星団M16が重なって見えている(わし星雲)。

[藤井 旭]


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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「へび座」の意味・わかりやすい解説

へび座
へびざ
Serpens

蛇座へびつかい座両側に2分された星座。概略位置は赤経 15時 35分,赤緯8°と赤経 18時,赤緯-5°。頭部は赤道北側7月の宵に南中し,尾部は赤道の南側で8月の宵に南中する。頭部に比較的明るい球状星団 M5がある。

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