エフラエム(英語表記)Ephraem Syrus

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「エフラエム」の意味・わかりやすい解説

エフラエム
Ephraem Syrus

[生]306頃.メソポタミアニシビス
[没]373.6.9. エデッサ
シリア教会の神学者,説教家,著述家,教会博士,聖人。生地およびエデッサでキリスト教会の助祭をし,多くの聖書注解,説教,賛美歌をシリア語で書いた。その多くはシリア教会の典礼に取入れられ,マニマルキオン,バルダイサンらに対する論駁を含む著作はコプト語アルメニア語,ギリシア語,ラテン語に訳されてキリスト教東方帰一教会に大きな影響を与えた。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android