コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

コプト語 コプトご Coptic language

6件 の用語解説(コプト語の意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

コプト語
コプトご
Coptic language

3世紀頃からエジプトで用いられたエジプト語。文献は,ほとんどがキリスト教関係のもので,ギリシア文字で書かれている。最後の文献は 14世紀。のち,アラビア語に取って代られた。

本文は出典元の記述の一部を掲載しています。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル大辞泉の解説

コプト‐ご【コプト語】

ハム諸語の一つで、古代エジプト語を継承する言語。エジプトキリスト教徒によって広く話されたが、のちアラビア語に圧迫され、16世紀にはほとんど話されなくなった。現在ではコプト教会の典礼用語としてわずかに残る。

出典|小学館 この辞書の凡例を見る
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

百科事典マイペディアの解説

コプト語【コプトご】

エジプト語から派生した言語。Coptic。キリスト教がエジプトに入ってから17世紀まで,文学・宗教語として用いられた。ギリシア語から多くの語彙(ごい)の借用がみられ,ギリシア語のアルファベットと数個のデモティック文字(エジプト文字)を加えたもので書かれる。
→関連項目コプト

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. ご提供する『百科事典マイペディア』は2010年5月に編集・制作したものです

世界大百科事典 第2版の解説

コプトご【コプト語 Coptic】

コプト文字で書かれた文書によって知られる,2世紀以後のエジプト語コプト文字は,ギリシア文字に数個のエジプト民衆文字を加えた単音文字体系で,それ以前のエジプト文字にはなかった母音文字を備えているため,これによって古代エジプト語の母音もある程度推定される。初期の非文学的資料は当時の口語を反映するものと考えられるが,資料の大半を占めるキリスト教文書は大部分ギリシア語からの翻訳であって,名詞・動詞はもちろん,前置詞接続詞にまでギリシア語からの借用が及んでいる。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

大辞林 第三版の解説

コプトご【コプト語】

古代エジプト語の後裔。七世紀半ばにイスラムの征服によって衰退し、一六世紀に死滅した。ただし祈禱きとう言語としては現在も残る。最古の資料は紀元前三世紀頃。

出典|三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

コプト語
こぷとご
Coptic

エジプトがキリスト教化された3世紀ごろからの、コプト文字で書かれるようになった古代エジプト語の最終段階をさす。コプトの名称はギリシア語aigyptiosからきたアラビア語qub「エジプトの」に由来する。コプト文字はギリシア文字からの24文字と、エジプト民衆文字からの7文字の計31文字からなるアルファベットで、左横書きされる。母音も表記されるので、子音のみが書かれる古いエジプト語の母音体系を再建するうえでも重要である。六つの方言が知られているが、5~11世紀は上(かみ)エジプトのサイード方言が、それ以降は下(しも)エジプトのボハイラ方言が標準語であり、キリスト教関係をおもに、豊富な文献を残す。7世紀のエジプトのイスラム化以後はしだいにアラビア語に圧倒され、現在ではコプト教会の言語としてのみ存在する。しかし日常語として復活させようとの動きもある。[柘植洋一]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典内のコプト語の言及

【エジプト語】より

…前7世紀ころからデモティック語がおこり,契約文書などに多く用いられた。3世紀ころ現れたコプト語にはギリシア語の影響が強く,この語による文献にはキリスト教関係のものが多い。時代的にはデモティック語→コプト語と続くが,言語の性質からすると,両言語ともに後期エジプト語から派生している。…

【エジプト文字】より

…行文の書き方には右進行縦書き,左進行縦書き,右→左横書き,左→右横書きの4種がある。ヒエログリフは子音のみを表すので,外国語に移された神名,王名,地名や,コプト語からの類推による母音付加vocalizationの研究が進んでいるものの,この文字で綴られた語の発音を完全に復元することは不可能である。それゆえ欧米の学者たちも,たとえば,テーベの市神の名をAmon,Amen,Amunなどと綴って,一致を見ない。…

※「コプト語」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

コプト語の関連キーワードアッカド語グプタ文字エジプト文字現代文コプト文字準文書墨字白字和文古代エジプト語

今日のキーワード

太陽系外惑星

太陽以外の恒星を回る惑星。その存在を確認する方法として、(1)惑星の重力が引き起こす恒星のわずかなふらつき運動を、ドップラー効果を用いて精密なスペクトル観測により検出する、(2)惑星が恒星の前面を通過...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コプト語の関連情報