カシンベック病(読み)カシンベックビョウ

デジタル大辞泉 「カシンベック病」の意味・読み・例文・類語

カシンベック‐びょう〔‐ビヤウ〕【カシンベック病】

シベリア東部・朝鮮半島北部・中国東北地区にみられる、関節と骨の変形はれを主症状とする病気小児では四肢発達がよくなく、小人こびとになる。医師のカシン(N.Kaschin)とベック(E.V.Beck)が研究報告

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「カシンベック病」の意味・読み・例文・類語

カシンベック‐びょう ‥ビャウ【カシンベック病】

〘名〙 (Kaschin-Beck disease の訳語。発見者のカシンとベックの名にちなむ) 東部シベリアや中国東北部の山地などに見られる一種の小人病。ビタミンA欠乏が原因とされてきたが、最近では飲料水に含まれるフェルラ酸など有機物質によるとの説が有力。関節がはれて変形する重症の奇形性関節炎。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android