クリーン開発と気候に関するアジア・太平洋パートナーシップ(読み)くりーんかいはつときこうにかんするあじあたいへいようぱーとなーしっぷ(英語表記)Asia‐Pacific Partnership on Clean Development and Climate

知恵蔵 の解説

クリーン開発と気候に関するアジア・太平洋パートナーシップ

2005年7月に、米国オーストラリア、中国、インド韓国及び日本が参加して発足した、地球温暖化問題に対処するために、米国主導で実現した枠組み京都議定書を補完するのが目的とされているが、実際は京都議定書の体制を無力化しようとする試みとの批判もある。新たな投資機会の創出や地域協力の推進、またクリーンでより効率的な技術を導入する上での障壁を取り払うための政策対話の場として位置付けられている。日本では経済産業省経済界が主導。環境団体は、反京都議定書のための「石炭協定」に過ぎないとして批判している。

(飯田哲也 環境エネルギー政策研究所所長 / 2007年)

出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android