ゴールデン・ゲート橋(読み)ゴールデンゲートきょう(英語表記)Golden Gate Bridge

百科事典マイペディア 「ゴールデン・ゲート橋」の意味・わかりやすい解説

ゴールデン・ゲート橋【ゴールデンゲートきょう】

金門橋とも。米国サンフランシスコ湾入口のゴールデン・ゲート海峡にかかる吊橋(つりばし)(支柱間の長さ1280m,全長2800m以上)。サンフランシスコと対岸のマリン半島を結ぶ。1937年完成。1964年にニューヨーク市にベラザノ・ナローズ橋(1298m)ができるまで,世界最長の吊橋であった。橋の下は大型船舶の通過も可能。観光の名所でもある。大西洋側の〈自由の女神〉と並んで太平洋側のアメリカのシンボル的存在となっている。
→関連項目サンフランシスコ

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「ゴールデン・ゲート橋」の意味・わかりやすい解説

ゴールデン・ゲート橋
ごーるでんげーときょう
Golden Gate Bridge

アメリカ合衆国のサンフランシスコ湾口のゴールデンゲートに架けられている3径間吊橋(つりばし)。シュトラウスによって架設された6車線の道路橋で、日本では金門橋の名で親しまれている。4年以上にわたる難工事を経て、1937年に完成した。全長2825メートル、中央部は海面から70メートルの高さにあり、下を大型船舶が通過できる。中央支間は1280メートルあり、64年にニューヨークのベラザーノ・ナローズ吊橋が完成するまで、長い間世界一の長大支間を誇っていた。主ケーブルは2万7572本の素線を束ねたもので、その直径は111センチメートルに達する。使用された鋼材の総重量約10万8000トンのうち、ケーブルは約2万5000トンである。

[堀井健一郎]


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