シラキ(白木)(読み)シラキ(英語表記)Sapium japonicum(Shirakia japonica)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「シラキ(白木)」の意味・わかりやすい解説

シラキ(白木)
シラキ
Sapium japonicum(Shirakia japonica)

トウダイグサ科の落葉小高木。東アジアの暖温帯に分布する。日本では本州,四国,九州,沖縄の山地に生える。葉は互生し卵形倒卵形または楕円形で長さ6~13cmぐらいあり,先はとがる。葉柄の上端に2~4個の腺体があり,また葉の裏面のおもな支脈の先にも腺点がある。花は5~7月頃,枝先に総状花序につく。花序の長さは 8cm内外,下部に数個の雌花がつき,それより上には小さな雄花が多数つく。花のあと径 10mmほどの球状の 蒴果を結び,熟すると3つに裂ける。種子は白い糸でぶらさがり,径 7mmほどの黄褐色球形である。

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