シレット(読み)しれっと(英語表記)Sylhet

デジタル大辞泉 「シレット」の意味・読み・例文・類語

シレット(Sylhet)

バングラデシュ北東部の都市。首都ダッカの北東約200キロメートル、スルマ川が刻む谷間位置する。1947年以前はインドアッサム州一部であり、のちに分離編入。英国統治時代より茶の生産が盛ん。天然ガスを豊富に産する。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

日本大百科全書(ニッポニカ) 「シレット」の意味・わかりやすい解説

シレット
しれっと
Sylhet

バングラデシュ北東部の都市。ダッカの北東約200キロメートル、スルマ川沿岸に位置する。人口30万7500(2003推計)。1947年のパキスタン独立以前は、インドのアッサム州の一部であった。付近の丘陵地帯にはイギリス植民地時代から茶のプランテーション発達、シレットは茶の加工、集積地として栄えた。また、バングラデシュ唯一の天然ガス田や化学肥料工場などもある。

桐生 稔]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「シレット」の意味・わかりやすい解説

シレット
Sylhet

バングラデシュ東部,チッタゴン州の都市。マイメンシン東方約 150km,スルマ川右岸に位置。 14世紀にヒンドゥーの小王国の都,のちイスラム文化の中心地となった。サトウキビと茶の産地として知られ,ほか植物油,マッチを産する。モスクやイスラムの廟が残る。人口9万 9538 (1991推計) 。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android