チャーン賞(読み)チャーンショウ(英語表記)Chern Medal Award

デジタル大辞泉 「チャーン賞」の意味・読み・例文・類語

チャーン‐しょう〔‐シヤウ〕【チャーン賞】

微分幾何学分野で顕著な業績を上げた研究者に与えられる賞。国際数学連合IMU)とチャーンメダル財団が共同で授与する。表彰は4年に一度で、2010年の第1回はルイスニーレンバーグ受賞名称は中国出身の数学者S=S=チャーン(陳省身)にちなむ。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

知恵蔵mini 「チャーン賞」の解説

チャーン賞

生涯にわたり卓越した業績を残した数学者に贈られる国際的な賞。2010年に中国出身の数学者S.S.チャーン(中国名・陳省身、1911年-2004年)を記念して創設された。国際数学連合(IMU)とチャーンメダル財団(CMF)により、4年ごとに開催される国際数学者会議(ICM)で授与される。候補者に年齢制限はなく、受賞者にはメダルと賞金が贈られる。3回目となる18年には、「D加群」と呼ばれる理論を確立し、代数解析学構築に貢献したとして、京都大学特任教授の柏原正樹が日本人として初の受賞を果たした。

(2018-8-7)

出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android