ハーフェル川(読み)はーふぇるがわ(英語表記)Havel

改訂新版 世界大百科事典 「ハーフェル川」の意味・わかりやすい解説

ハーフェル[川]
Havel

ドイツ北東部の北ドイツ平野を流れるエルベ川の右岸支流。全長341km。メクレンブルク湖沼群域内,ノイシュトレリッツ付近の沼沢地に源を発し,ほぼ南流してベルリン西郊を流れる。ここでシュプレー川を合わせ,ハーフェルラントと呼ばれる低湿地を西流してエルベ川に注ぐ。オーデル・ハーフェル運河ルピナー運河エルベ・ハーフェル運河リン運河など多くの運河と結ばれ,水運に利用されている。
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日本大百科全書(ニッポニカ) 「ハーフェル川」の意味・わかりやすい解説

ハーフェル川
はーふぇるがわ
Havel

ドイツ北東部を流れる川。エルベ川の支流。北ドイツ低地湖水地方、ダムベッカー湖に源を発してメクレンブルク・フォアポンメルン州を南流し、ブランデンブルク州に入りベルリン西部を北から南へ流れ、さらに西から北西へ向かってハーフェルベルクの約10キロメートル下流でエルベ川に合流する。流長341キロメートル。多くの運河によって他の河川とも結ばれ、ベルリン付近における水上交通路網の一環をなし、水運上、重要な役割を果たしている。

[浮田典良]

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