ポンタグロッサ(英語表記)Ponta Grossa

デジタル大辞泉 「ポンタグロッサ」の意味・読み・例文・類語

ポンタ‐グロッサ(Ponta Grossa)

ブラジル南部、パラナ州都市。州都クリチバ北西約120キロメートル、標高約900メートルの高原に位置する。交通要地で、マテ茶大豆集散地。南東約20キロメートルの丘の上に、奇岩群で知られるビラベーリャ州立公園がある。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ポンタグロッサ」の意味・わかりやすい解説

ポンタグロッサ
Ponta Grossa

ブラジル南部,パラナ州中東部の都市。州都クリティバの西北西約 100kmの高原地帯にあり,標高約 890m。ポルトガル植民地時代にブラジル南部からサンパウロ方面へ運ばれるウシの輸送中継地として発展。 19世紀末にはロシア人,ポーランド人,ドイツ人などが多数移住してきた。現在豊かな農牧地帯を背後に控えて,マテ茶 (パラグアイ茶) ,木材タバコ,米,バナナ,ウシ,ブタなどの集散地として繁栄。工業も盛んで,製材,木材加工を中心に,マテ茶,コーヒー,食肉の加工,ラード製造などが行われる。サンパウロから南に延びる幹線鉄道に沿う交通の要地で,鉄道,道路が分岐する。人口 23万 3517 (1991推計) 。

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