ロンドン金融先物取引所(読み)ロンドンきんゆうさきものとりひきじょ(英語表記)London International Financial Futures and Options Exchange; LIFFE

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ロンドン金融先物取引所」の意味・わかりやすい解説

ロンドン金融先物取引所
ロンドンきんゆうさきものとりひきじょ
London International Financial Futures and Options Exchange; LIFFE

1982年に設立された預金債券株式などの金融商品を対象とする先物取引所(→先物取引)。頭文字をとってライフとも呼ばれる。1970年代以降に金利通貨変動が激しくなるなかで,先物取引ではシカゴ金融先物市場が急速な拡大を示した。これに対応し,ロンドン市場の金融サービス機能の強化をはかるために設立された。取引開始時は,ユーロ・ダラー預金(→ユーロ・ダラー),ポンド建て定期預金,イギリス国債が取り扱われていたが,その後,株価指数先物,アメリカ合衆国国債,日本国債,各種オプション(→オプション取引)などが取引対象品目に追加された。2002年,パリ証券取引所,アムステルダム証券取引所,ブリュッセル証券取引所の合併により 2000年に設立されたユーロネクストの傘下に入った。ユーロネクストは 2007年,ニューヨーク証券取引所 NYSEなどを運営する NYSEグループと合併し,NYSEユーロネクストとなった。

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