一条能保の妻(読み)いちじょう・よしやすのつま

朝日日本歴史人物事典 「一条能保の妻」の解説

一条能保の妻

没年:建久1.4.13(1190.5.18)
生年久安1(1145)
平安末期の女性。源義朝の娘で,頼朝の同母の妹に当たり,その関係で夫一条能保は頼朝の推挙で昇進することになる。文治1(1185)年に夫と共に鎌倉に下り,父の霊を祀る勝長寿院供養に出席し,翌年帰洛に際して頼朝の申請により後鳥羽天皇乳母に定められた。

(五味文彦)

出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報