便々館湖鯉鮒(読み)べんべんかん こりふ

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「便々館湖鯉鮒」の解説

便々館湖鯉鮒 べんべんかん-こりふ

1749-1818 江戸時代中期-後期狂歌師
寛延2年生まれ。便々館初代。幕臣。はじめ朱楽菅江(あけら-かんこう)にまなび,のち唐衣橘洲(からころも-きっしゅう)の門にはいる。山手側の判者として知られ,琵琶(びわ)連をひきいる。文化15年4月5日死去。70歳。姓は大久保。名は正武。通称は平兵衛。別号に福隣(林)堂巨立。編著に「狂歌杓子栗」「春の戯(ざ)れ歌」など。
格言など】三度たく米さへこはし柔かしおもふままにはならぬ世の中(東京新宿,常円寺の狂歌碑)

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android