勝浦[市](読み)かつうら

百科事典マイペディア 「勝浦[市]」の意味・わかりやすい解説

勝浦[市]【かつうら】

千葉県南部,太平洋に面する市。1958年市制。大部分山地夷隅(いすみ)川が北流,海岸に外房線が通じる。中心の勝浦地区は漁師町,市場町として発達,マグロ,カツオなどの沖合漁業銚子港に次ぐ県第2位の水揚げがあり水産加工も盛ん。朝市は近世以来の伝統をもつ。東廻海運の停泊地であった南部の興津は現在は海水浴場として知られる。海岸一帯は南房総国定公園に指定され,絶壁の続く〈おせんころがし〉,守谷洞穴,鵜原理想郷,海中公園などがある。東日本大震災で,市内において被害が発生。93.96km2。2万788人(2010)。

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