原子炉圧力容器(読み)ゲンシロアツリョクヨウキ

デジタル大辞泉 「原子炉圧力容器」の意味・読み・例文・類語

げんしろ‐あつりょくようき【原子炉圧力容器】

原子炉の中心部である炉心を格納する、カプセルのような形をした容器軽水炉では、発電効率を高めるため、高温高圧に耐える鋼鉄製の容器が用いられる。万一、炉心に異常が生じた場合、放射性物質外部に漏れないよう閉じ込める役割も担う。五重の壁の第三の壁にあたる。容器内の圧力加圧水型原子炉では157気圧、沸騰水型原子炉では70気圧程度。冷却装置などとともに原子炉格納容器に収納されている。原子炉容器圧力容器

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android