原版(読み)ゲンパン

デジタル大辞泉 「原版」の意味・読み・例文・類語

げん‐ぱん【原版】

最初に組み上げる版。活字印刷で、鉛版紙型もとになる組み版をいう。
複製・翻刻などの、もとになる版。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「原版」の意味・読み・例文・類語

げん‐ぱん【原版】

〘名〙
文字や絵を彫り込んだ版木。また、活版印刷で鉛版や紙型のもとになる活字組版。〔新らしい言葉字引(1918)〕〔書林清話‐坊估宋元刻之作偽〕
② 複製、翻刻、写真印刷などを作成するもとになる版。
書物などの最初の版。初版
※読書放浪(1933)〈内田魯庵〉出版上の道徳古書の複製覆刻は必ず原版から直接翻印するを絶対要件とする」

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図書館情報学用語辞典 第5版 「原版」の解説

原版

複製版,復刻版などのもとになった版.元版(もとはん)ともいう.

出典 図書館情報学用語辞典 第4版図書館情報学用語辞典 第5版について 情報

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